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育て方

健康な状態を保っていくために

植木を健康な状態で維持していくためにはいくつかのことに気を付ける必要があります。ここでは、最も重要な「土」「水やり」「肥料」「消毒」に関するポイントをご紹介いたします。

用土について

市販の培養土は、数種類の土をほどよくブレンドしてあり、そのまま使えて便利です。
しかし、庭木にするには大量の培養土が必要となりコストがかかってしまいます。庭が踏み固められている状態なら植え付ける前に土質を改良しておく必要があります。
まずスコップなどで庭を掘り起こし、養分となる腐葉土や堆肥をたっぷりとすき込みます。

水やりについて

植物の根は適度に乾かすことも必要です。また水やりを行うことで、根のまわりに新鮮な空気を送りこむ役割も担っています。
鉢植えの場合は表面が乾いてきたらたっぷりと潅水します。このとき、中途半端なやり方ではいけません。毎日適時に、適度水をやるよりは、数日やらずにしておいて、乾いてきたら充分やるのが基本です。
庭植えの場合は、鉢植えほど心配する必要はありませんが、植え付け後厚めにマルチングしておけば、水分が保たれ、雑草も発生しにくくなります。

施肥について

一般に買ったばかりの植木は、土に含まれた肥料の効果が残っているのですぐに追肥しなくても大丈夫です。
しかし元肥の入ってない用土を用いる場合や庭植えする場合は有機質肥料を土に混ぜてから植え替えすることをおすすめします。
追肥に関しては、冬に施す寒肥と花や果実をつけたあとに施すお礼肥が基本となります。
寒肥とは春に芽を出し、夏にかけて葉を茂らせるための養分をつくるという、庭木にとってとても大切な肥料です。暖効性の有機物肥料が主体です。
お礼肥とは、いわば疲労回復剤ともいえる肥料で、この場合に限り、暖効性の肥料よりも速効性のある化学肥料を主体にして、有機質肥料を加えるように施します。

消毒について

消毒とは、植木を害虫から守るために薬剤散布することで、一口に消毒と言っても殺菌、殺虫と、防虫効果や駆除と種類も様々です。
また、虫の種類や木の特性により、散布時期や薬剤の種類も異なります。弊社では、人体や環境に有害な薬剤の散布は行わず、安心安全を第一に考えた作業につとめています。

主な薬剤の作用と種類

接触毒作用
散布した薬が虫に触れた際に効果を発揮するもの。
マスラン、スプラサイド、オルトランなど
食毒作用
虫が薬の付いた葉を食べたときに効果が出るもの。
スミチオン、ディプテレックスなどは4・5日、カルホスは20日以上持続性がある。
浸透移行性
茎葉にかかった薬液の成分が浸透し樹液に混じって植物全体に移行するもの。
エカチン、エストックスなど
殺菌剤
病原菌によって起こる病気を駆除する薬剤。
マンネブダイセン、ベンレートなど

※薬剤によっては購入時に認印、身分証明書などが必要なものがあります。また、薬剤に点着剤など混ぜると効果が長持ちします。

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