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園芸の基本は土づくりから

植物の根は土の中で呼吸しています。土の中の酸素を体内に取り込み、体内で有機物を燃焼させ、炭酸ガスを排出し、この時のエネルギーで土の中の栄養と水分が吸収されます。根が健康で充分に呼吸を行うことが出来なければ、植物は元気に成長しません。
したがって、植物を育てるには、土づくりが最大のポイントだと言っても過言ではありません。お庭の土の状態に気を配り、育てる樹木に適した土壌に改良する事が大切です。

良い土の条件とは

自然の力によって出来た土でも、土づくりを怠ると、たちまち悪い土になります。そして樹木に、様々な障害をもたらします。
また、たとえ悪い土でもしっかりと順序を追って土作りを行えば、良い土に生まれ変わります。

【良い土の条件】

  1. 水はけ・通気性がよい
  2. 保水力がよい
  3. 土壌が微酸性から中性
  4. 土が栄養を多く含んで柔らかい
  5. 病原菌が少ない

上記の事をふまえて土づくりに励むことで、樹木は健やかに成長していくことでしょう。

用土の種類について

大抵お庭にある土は硬く締まりやすく、すぐに水はけが悪くなりがちです。栽培する樹木に適じて土づくりをする事をお薦めします。
用土は大きく分けて三種類に分類することができます。

基本用土
真砂土
改良用土
腐葉土、ピートモス、バーク堆肥など
調整用度
バーミキュライト、パーライトなど

基本的は、赤玉を6~7割に、腐葉土を3~4割ブレンドしたもので概ね大丈夫です。腐葉土は落ち葉をもとに作られているので、通気性、保水性、保肥性を高めてくれます。混ぜ入れるときにはよくもんで、細かくすると良いでしょう。また、混ぜ合わせた用土は1週間以上寝かせておくことをおすすめします。こうすることで、よくなじみ土質が良くなるからです。

培養土について

最近では、あらかじめ数種類の土や堆肥がブレンドされた培養土が市販されています。まとまった土や肥料が準備できない方や、忙しくて時間がない方はこちらを利用されてはいかがでしょうか?ただし、あまり安価なものはおすすめできません。使用目的・品質表示・PH調整剤などのはっきりと明記されているものを選ぶようにしてください。

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