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初夏の風物詩、雨に映える花 – アジサイと二十四節気「芒種」

二十四節気の一つである「芒種(ぼうしゅ)」は、五月末から六月初め頃の時期を指します。
稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃を表すこの言葉通り、
日本各地では緑が深まり、生命力あふれる景色が広がります。

そんな芒種の時期に、梅雨の訪れとともに咲き誇るのが、初夏の風物詩として知られる紫陽花です。
青、ピンク、紫など、様々な色合いの花が雨に濡れて輝く姿は、
まさに自然が生み出した芸術作品と言えるでしょう。

土壌の酸度によって変化する、多彩な花色

紫陽花の魅力の一つは、その花色です。
赤と青の全く異なる花色を決定づけるのは品種ではなく、
土壌の酸度によってどちらの色にも成り得るという珍しい性質を持っています。
酸性の土壌では青色に、アルカリ性の土壌ではピンクや紫に花色が変化するのです。
これは理科の実験でおなじみのリトマス試験紙とは逆の発色です。

なお、園芸用の品種では白い花を咲かせるものも普及しており、赤や青とは違う美しさがあります。

雨に濡れた姿が美しい、日本の梅雨を象徴する花

紫陽花は、雨に濡れることでさらにその美しさを増します。
雨粒が花びらに宿り、瑞々しさを増す様子は、まさに自然のアートと呼ぶにふさわしいものです。

古来から現代に至るまで詩や歌、絵画のモチーフとして親しまれており、
俳句においては夏の季語でもあります。
古くから日本人に愛されてきた紫陽花は、日本の梅雨を象徴する花と言えるでしょう。

種類豊富な紫陽花、それぞれの魅力

紫陽花には、手まり咲き、ガクアジサイ、ノリウツギ、アナベル、カシワバアジサイなど、
様々な種類があります。
それぞれが異なる花形や花色を持ち、庭や公園に彩りを添えます。

これら多くの紫陽花の原種となったのは、日本原産のガクアイジサイで、
最もよく目にする手まり咲きは原種を改良した園芸品種です。
欧米でも人気のある紫陽花は盛んに栽培・品種改良が行われており、
海を越えて生まれた園芸品種が日本に逆輸入されています。

育て方のポイント

雨中に咲くイメージそのままに、乾燥に弱い植物です。
庭植えにする場合も鉢植えにする場合も水を切らさないように注意し育てましょう。
土は水はけと水持ちのよいものを用いてください。

たくさんの花を咲かせるためには日当たりの良い場所が向いています。
ただし夏場の直射日光は避けるようにしてください。

前述の通り、花色は土の酸度で変化します。
肥料や土の選び方で好みの花色を目指しましょう。

剪定のタイミングは花が終わった直後です。
株の根本に新しい花芽ができ、来年もきれいな花を咲かせることができます。

古今東西を問わず人々を魅了する紫陽花。
身近に楽しめる初夏の風物詩を、ぜひお庭に取り入れてみてください。

 

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